宮地市長とゴミ処理施設特設コーナーその@


★写真は、2010年9月定例会・決算の質問への答弁のものです。

宮地市長の検証とは、何か

前市長の、桑山博之氏が、新クリーンセンター建設予定地として「津山市領家」を決定した。そして、市長選挙前に「土地まで購入した」と言う事態の中、今年2月に市長に当選した、宮地さんが「本当に領家が正しく選定されたのかどうか」をふくめて、「自分が確信をもって事業の推進が行えるようにしたい、自分が疑問をもったままでは、高額市費を投入する事業の推進は出来ない。
ということで「領家の検証」をはじめたものです。

検証項目
1.公募申請書に関して、
2.適地選定委員会での選定に関して、
3.領家町内会との覚書に関して、
4.建設用地の土壌と残土処理地について、
5.土地買収について
6.関係住民へのこれまでの対応
7.ごみ処理方式及び事業方式

が検証の課題でした。

★検証については、平成21年8月12日に「中間報告」が出され、9月末までに「最終報告を出す」とされていたものです。そして、10月4日に「津山圏域資源循環施設組合管理者会議」へ、原案があけられ、そこで、原案が了解されて、10月5日の午前中が、津山市議会「勉強会」が、午後1時半から、津山圏域資源循環施設組合議会・全員協議会」がひらかれ(開かれた時は、6日にマスコミ発表するまでは、秘密会とする)との約束で『報告』がおこなわれました。

二つの会議での「宮地市長の報告」について

以下の文章は、上記の「二つの会議」において、宮地市長が報告をしたものを、私がメモと記憶で、掘り起こしたものですから、正式な「会議録」のようなものではありません、が、概ね、こんな報告であったとご理解ください。

なお、津山の市議会「勉強会」と資源循環施設組合全員協議会、では、多少「報告する枕詞・解説の部分」は、違いがありました。

したがいまして、書き文章は、「二つの会議」で、宮地さんが言われたことが、「二つが一つになっている」と思ってください。

検証報告を踏まえた市長発言 末永作成 2010年10月6日作成

腹立たしいかぎりの桑山さんの措置・腸が煮えくりかえる

検証の最終報告に当たり、当初は8月末に「最終報告をしたい」と申していましたが、今日まで二ヶ月間延びたことをおわびします。私の気持ちを申し上げますと、とても腹正しい限りです、どうして(桑山は)このような対応をしたのか、それを思うとはらわたが煮えくり返る思いです。

領家地区での新クリーンセンター建設に向けては、候補地選定の申請手続きに誤り等があり、法的問題は別として、選定過程において、十分な検討がなされるべきであったと思われます。

また、津山市長選挙の直前の時期になって、土地買収を終えると言う道義的に許しがたい行為も行われております。

しかし、適地選定委員会での審査、予算及び用地取得についての議会議決などは、所定の手続きを経て進められてきたこと、並びにごみ処理方式及び事業方式については、津山ブロックの新クリーンセンター建設において最も適したものであることも確認いたしました。

そして、多くの市民の皆様からは、検証作業を進めていく中で、領家地区での事業推進を一旦白紙に戻すべきとのご指摘をいただく一方で、津山ブロック5市町の現在のごみ処理状況を踏まえ、早期完成に努めるべきとのご意見も数多くいただきました。

やむをえない判断として「領家」で事業推進を・・・

今回の検証や土地を取得している現状、並びに市民の皆様のご意見等を私なりに考察すれば、領家地区での新クリーンセンター建設事業は、問題点を十分反省するとともに改めるべき点は改め、これまでの混乱の背景や経過を考慮した上で、事業をより良い方向に修正し、推進すべきではないかと、やむなく判断いたしました。

つまり、単純に建設を中止することは、行政手続においても、至難のわざであり、検証が明らかとした点や提起されている裁判の動向も踏まえ、当面は、必要な事業に限り着手する方針とし、また、これから申し上げる事項について、津山圏域資源循環施設組合管理者会に対し提案する考えであります。

裁判の結論が出るまでは、当面必要な事業に限り推進を

具体的な提案事項についてでありますが、新クリーンセンター建設にかかる本体工事は、裁判の方向性等を注視しながら、着手する時期をあらためて見定めることとし、当面は、文化財調査、地質調査、環境影響評価や測量・設計等に限定して、事前作業を実施することにしたいと思います。

裁判で敗訴したら直ちに「事業の凍結」を

ただし、裁判において、同組合が敗訴することが明らかとなった場合には、領家地区での事業推進について、直ちに凍結することを提案いたします。


また、今後の裁判は、検証結果も踏まえ審理いただくことになりますが、裁判の早期決着を図るため、原告側の住民の皆様との話し合いも、継続的に行いたいと思っております。このことにつきましては、前の市長は「全く話し合う気がなかった、はなしても通り一遍であった、私は、前の市長とちがい、それなりに「住民の会・原告の皆さん」と話し合いをつづけています。

いずれになっても大丈夫な、あらゆる準備を

さらに、今後の対応においては、圏域住民の皆様の生活に影響が出ないよう、あらゆる準備を怠らず努めていく一方で、地球温暖化に密接に関係があります、ゴミ減量化を含めた今後のありかたについて、これについては前の市長のときの計画では、まったく『その視点が考慮されていなかった』わけですが、私は、真剣に「ゴミの減量化をどうするか」を、様々な角度から検討を行う考えであります。

★この箇所については、

末永→裁判の結果として、勝つ、負ける、色々と想定して手を打つと言う意味でしょうが、仮に、行政が「負ける・敗訴」したら、領家を(凍結」する、すなわち、「やめる」と言うことになるわけですが、その時になって、あわてて「他の場所をさがす」と言うことになると、また、事業が遅れて大変ですから、いまから、それも想定の範囲に入れて、新しい土地を検討すると思えば良いか…

答弁→あらゆることを想定しての準備をしたい、どんな事態でも対応出るように思考はしておきたいということですから、質問のあるいみも、当然、検討の課題の一つであり、端的に言えば、適地も検討するといういみもあります。

という、質問での、やりとりもありました。


施設配置の変更も視野に入れた相談を

最後に、新クリーンセンターの施設配置案については、領家地区での事業推進の可能性を見極める観点から、地元住民の皆様の意見等を再度調整し、変更も視野に入れた検討を行うこと、また、当初計画策定後に追加された西側進入路については、一旦事業を凍結し、裁判の方向性等を勘案しながら、あらためて整理することといたします。

こうした私の方針については、多くのご指摘やご批判があるものと認識しておりますが、今回の検証が、事業推進のための契機になったと評価されるよう、市民や議会の皆様のご理解をいただきながら、新クリーンセンターの早期完成に向けて、鋭意取り組んでいく覚悟であります。

なお、領家地区及びその周辺地域の皆様におかれましては、クリーンセンターの候補地選定の中で、建設に反対の立場をもつ人たち、とくに「住民の会」のみなさんへは、大変なご迷惑をおかけしてきました。

「領家に建設することについて再考をもとめる住民の会」のみなさんに対しては、「市長選挙が終わってから、話し合いをしてやる」というような、でたらめな方針であり、これは、おおいに「笑いもの以外なんにもありません」です。わたしは、そのときの様子などを「傍聴しており」まして、本当に、おかしいことだとおもっていました。そんなことを含めて、関係する皆さん方に、大変なご苦痛やご心配をおかけしたと推察しております。


こうした事態に至ったことは、津山市長として、真摯に受けとめますとともに、皆様にご迷惑をおかけしていることを重ねてお詫び申し上げます。

そして、このような事態を二度と引き起こさないよう、今後も、誠心誠意対応していく所存でありますので、この私の想いを決意として申し上げ、検証報告の結びとします。(以上)

宮地市長らしからぬ最終報告であるとの指摘をしました。

―領家をやめると報告してほしかったが・・・裁判の結論まで凍結を―

報告が終わってからの質問について要旨を紹介しておきます。

末永→この結論は、宮地市長らしからぬものである。間違いがあるのですから、領家を「やめる」というべきだ。
最低でも「裁判の結論がでるまで、全てのことを凍結して、裁判を早く終える努力をする、と最終報告で言うべきであったと思われるが、残念である。


宮地→私も末永議員の「らしからぬ報告」という感想については、そうだろう、と同じ思いだが、土地を購入されているということで苦渋の選択だと言うことを理解してほしい。許されるであれば、この場で、議員が、本当に「議決をやり直す」としていただければ、直ちにやめたい。

末永→領家町内との覚え書きについて、「事務局の判断で」とされているが、これは管理者の判断では無いのか。

宮地→最終報告に書かれているが、職員が謙虚な気持ちで書いたと判断している。桑山管理者が判断をして「焼却灰をすてない」との覚え書きを結んだものです。



末永→この最終結論は、宮地市長らしからぬものであり、おかしい。領家を断念し、別の地域を早急にさがす、と言うべきであった。基本的には「領家はやめる」と言うべきである、と厳しく指摘をした。

さらに、検証で市長は反省しているが、職員も本当に『悪かった』と反省をしているのか、本会議で市長と職員の「答弁の違い」も目立つ、最終報告がでたのであれば、今後は、全員が「間違いがあった』と認識して、地元の住民にも心から反省して話し合いを進めてほしい。


宮地→色々とかんがえてみて、桑山さんのやりかたは、想像を絶する威圧的な態度で職員に当たっていたと思われる。前の所長が「任期途中」でやめたのも、そのような「圧壁」があったと疑問に思っている。恫喝されてきた、やむをえないで「やらされた」とおもっている。わたしは、言いたいことはいうてほしい、と、言うているが、意見をだす職員に「前の市長のときにもいえばよかったのに」と言うが「後のまつり」です。市長の命に従い、事務をおこなってきた、悪かったものは真摯に悪かったと思っている。末永議員にお願いですが、これ以上、職員を攻めないようにしてほしい。


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